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- 片岡大志 唄会 -

~2007.7.22 プラッサオンゼ~





今回の唄会は日曜日に開催という事もあり、いつもなら開場時間が19時なのに、17時半に開場。
季節的にも青山通りはまだあかるくて、夜の風景ばかりを眺めていた私には新鮮な景色でした。
あかるいと見えなかったものも見えてくる...
そんな事を感じながらすっかり歩き慣れた青山通りを一つ路地に入り、辿り着いたプラッサオンゼ。
今回は10分前に到着で一番乗り。
お店に入るとここはいつでも変わらぬ景色...

ここに来ると必ず頼んでしまうのは、ココナッツとピンガのお酒。
ちょっと強めのお酒だけど、甘くて私には飲みやすい。
もちろんこの日もそのお酒を頼んで、まったりしてるうちに友達も続々と到着。
いつも開演時間までは一時間程時間があるので、いつもの仲間とたわいもない事をしゃべって過ごす。
たわいもない事でも、こういう時間ってきっと大切な気がする...

そんな風に時間は過ぎていって、開演時間の18時半過ぎ、ブルーのTシャツを着ていた大志さんが
いつの間にか着替えて、白に赤い模様が入ったTシャツ姿でステージに登場。
途中のMCの中で汗をかいたせいと話していたけど、寝癖のような髪型に少し愛嬌を感じたりして...
いつも通りまずステージの椅子に座ると、ギターを抱えてチューニングを始める大志さん。
お店の人がその間にビールを運んできて、まずは一口呑んで乾杯。

そして歌い始めた1曲目は一番聴きなれた曲「Shatter」
変わらぬ景色と変わらぬ曲、不思議な安心感がそこにはあった気がします。
気のせいか、今回は低音がとても太く聴こえて、そのせいでギター1本で奏でてるのに、
ギターの低音が響いて、まるでベースがいるような感覚を受けました。
スピーカに割りと近い席に座っていたせいもあるのかなぁ?

短いMCを挟んで歌い始めた2曲目は「三百六十度光と影」
聴いてるだけで、暖かい気持ちになれる曲。
聴きながらふと、三百六十度光と影っていう言葉から受けるイメージの世界みたいなものを、
ぼんやりと思い浮かべて考えながら歌声に耳を傾けていました。
この曲を歌う大志さんの歌声はとても暖かくて優しかったです。

「あんまり歌った事がない曲なんですけど...」
そう言って歌い始めた3曲目は「One Hundred Piece of Love」
あまり歌った事がない曲って事はどこかで歌ったことがあるのかなぁ??
少なくとも私は初めて聴いた曲でした。
聴いてるとちょっとせつなくなってしまうような曲です。
でも、その時々、その人によって感じ方が変わってくる曲かも知れませんね。
もっとこの曲の世界を知りたい、また聴いてみたいな... そんな風に感じました。

ここで会場のお客さんからリクエストが...
お客さんのリクエストに応じてここで歌ってくれたのは、「君といた場所」
久しぶりですね、この曲を聴けるのは。
大志さんは、曲を思い出しながら演奏して歌ってる感じでした。
わざとなのか間違ったのかはわからないけど、サビの歌詞がゴチャゴチャだったかも(笑)
でも、この曲もせつない曲ですよねぇ。私はこのせつなさ、好きですけど...

そしてここからはカバー曲が続きます。
5曲目は大島保克さんの「イラヨイ月夜浜」
6曲目はEdie Brickellで「Good Times」
7曲目は憂歌団で「シカゴ・バウンド」
どの曲も最近の唄会では聴き慣れたおなじみのカバー曲ばかりです。
3曲とも素敵な曲達で、それぞれに全然違った個性があるんですけど、
個人的にはこの中では「Good Times」が一番好きかも。
「シカゴ・バウンド」ではいつも通り、ラッパの真似をしてましたが、
ほっぺをまんまるくさせて歌ってる姿がなんとなく印象に残りました。
それぞれの曲を歌い終わるごとに、曲に関する説明もしていましたね。

読み語りのコンサートに行って来たお話をここでは大志さんが話します。
その朗読に影響されて、新曲を書いたとのこと。
書いてみたら全然朗読じゃなくなっちゃったし、まだ未完成なんだけど。
っと話しながら聴かせてくれました。曲のタイトルもまだ決まってないみたいです。
途中の朗読の雰囲気はなんとなく「Don't worry」みたいな感じだったかも...
これから歌詞も変わっていくみたいなので、最終的にどんな曲になるのかが、
今から楽しみでもあります。
優しいメロディーの曲でした。

「あと1~2曲だけ歌ったら休憩にします。」
と言って歌い始めた9曲目は「Beautiful view」
聴くたびに、好きになっていく曲かも知れません。

そして一部最後の曲は「Swallow and Blue」
この曲は何度聴いても、聴けると嬉しいと思ってしまう曲かも知れません。
優しい曲の世界がどこかホッっとさせてくれます。
今更ながら、大志さんの喉の調子も完全に良くなったんだなぁ、なんて思いながら聴いてました。

少しの休憩を挟んで始まった2部の最初の曲は「マリンスノー」
「Shatter」と同じ位、最近の唄会ではいつものように大志さんが歌う曲。

休憩の間店内では、アドリアーナ・カルカニョットさんのDVDがずっと流れていて、
そのアドリアーナ・カルカニョットさんの話をここでは大志さんが熱く語ってましたね。
「歌詞が美しすぎて...」目を輝かせながら話す大志さん。
ホントに大好きなんだなぁって言うのが、伝わってきました。
ここで歌えればかっこいいんだけどねぇ、などと言いながらここでは別のカバー曲を歌う様子。
大島保克さんと一緒の時は、リハーサルで毎回歌う曲という解説の後、
歌ってくれた12曲目は、中島みゆきさんのカバーで「ホームにて」
故郷への想いみたいなものを歌った曲なのかな?!
今日はホント、カバー曲が多いですねぇ。

再び朗読が入った曲ということで歌ってくれたのは「Don't worry」
私はぼんやりと耳を傾けていました。
良い意味でココロがからっぽな状態で、素直にメロディーと歌声が響いてきました。

ここでのMCは屋上の床板に黄色いキノコが大量発生してしまったという話し。
話を聞いてるだけで、鳥肌がたってしまいそうな話で、かなり印象に残ってしまいました。

そしてまたしてもここではカバー曲を歌う大志さん。
14曲目は友部正人さんのカバーで「6月の雨の夜チルチルミチルは」
この曲もだいぶ聴きなれてきました。今までに何度も歌ってますしね。
「知らないことでまんまるなのに
 知ると欠けてしまうものがある」
そんな歌詞が今回は私の耳に残りました。
全体的にちょっと重い詞の世界なんですけどね、奥が深い曲のような気がします。

「この曲は結婚式にもっていって歌ったら、ちょっと喜ばれたことがあったかも知れない」
一部のMCで結婚式で使える歌が少ないという話をしていたので、そこからこんな話を...
そして歌ってくれたのは「写真」
この曲を聴いたら、ココロがほぐれちゃいました。
全然悲しくない曲なのに、いや、悲しくない曲だからこそココロがやわらかくなっちゃって、
何故か涙が出そうになっちゃって...
まわりの世界がキラキラ輝いてみえたっけ。

そのままほとんど間を挟まずに歌い始めた16曲目は「チェーン」
この数曲の間はほとんどステージをみてなかった私...
涙腺がゆるくなった目元で上を向くとこぼれてしまいそうだったから。

「この曲はリクエストをもらっているので」っと言って、少し曲の解説をしてから
歌い始めた17曲目は亜波根綾乃さんに歌詞を提供した曲「大きな風」
この曲は前回の唄会でも大志さん歌ってくれましたよね。
また聴けてホント嬉しかったんだけど...
ヤバイ・ヤバイ、普通に聴いててもその暖かさから涙がこぼれてしまいそうになる曲なのに、
涙腺がゆるくなってる状態で聴いたらホントに泣いちゃうじゃんか!!
そんなわけで、必死に涙をこらえながら聴いてました。
やっぱり、素敵な詞の世界ですね。

18曲目は「真夜中のコール」
この曲で私もちょっと落ち着いたかも...
でも、「真夜中のコール」を歌ったってことは、今日の唄会も後半戦ですね。
いつもこの曲をさかいに盛り上がる曲を並べて唄会の幕を閉じるのが
大志さんのお決まりのパターンだもんネ!

そして、「真夜中のコール」の勢いそのままに歌い始めた19曲目は「B-Love」
今回のギターはちょっとかっこよかったかも。
途中から急にリズムも早くなってたっけ、後半は転調していって、とても高い声で歌ってました。
「B-Love」は歌うたびに、そのときの気分でなのかちょっとずつ変わっていくよね。
そんな変化もちょっぴり楽しみだったりします。

そしてギターの演奏を休める事なくそのままの勢いで「青すぎるブルー」へ。
後半になるとやっぱり聴きなれた曲が並びます。

「次の曲で最後になりますけど」と大志さんが言うと、会場のお客さんから再びリクエストが...
ここでのリクエスト曲は「愛はどうしたの」
ちょっとしたエピソードを話したあと、大志さんは歌い始めました。
この曲を好きな人多いんですね。
会場からはいつも通り手拍子がおこっていました。

歌い終わって、いったん席を立つ大志さん...
会場からのアンコールの拍手と共にすぐにステージに戻ってきました。
そして、ここでもリクエストを募ります。
そんなわけでアンコール一曲目はリクエスト曲の「Hello バイバイBye」
でも、歌い始める前に思い出したように告知をしだす大志さん。
大志さんがプロデュースもしてる、TOYONOさんのレコ初ライブがこのプラッサオンゼであるという話し。
それから次回のプラッサオンゼでの大志さんの唄会が9月2日にあるという話し。
次回はゲストを呼ぼうと思ってるような事も話してましたね。
誰が来るんでしょう、今から楽しみです!
そして、告知が終わると同時に「Hello バイバイBye」を歌い出す大志さん。
変わらぬ歌声を今日も聴かせてくれました。

そしてアンコール2曲目、唄会ラストの曲はお決まりのあの曲。
23曲目はもちろん「Smile」でした。
こうして今回も静かに唄会の幕は閉じました。
スタート時間が早かったせいもあって、今回は22時前には唄会が終わったのかな。
終電を心配する必要もないので、割と残って呑んでるお客さんが多かったですね。
いつもこの位余裕があればいいのにネ!

そんな今回の曲順は以下の通りです。
ちなみに今回の写真はお友達が写したものを使わせてもらっています。


曲順

1.Shatter
2.三百六十度光と影
3.One Hundred Piece of Love
4.君といた場所
5.イラヨイ月夜浜 (大島保克)
6.Good Times(Edie Brickell)
7.シカゴ・バウンド(憂歌団)
8.新曲(タイトル未定)
9.Beautiful view
10.Swallow and Blue

- 休憩 -

11.マリンスノー
12.ホームにて(中島みゆき)
13.Don't worry
14.6月の雨の夜チルチルミチルは(友部正人)
15.写真
16.チェーン
17.大きな風
18.真夜中のコール
19.B-Love
20.青すぎるブルー
21.愛はどうしたの

- アンコール -

22.Hello バイバイBye
23.Smile




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