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- 片岡大志 唄会 -

~2007.3.24 プラッサオンゼ~





少しずつ暖かくなり、桜もちらほらと咲き始める3月の終わり。
最近では大志さんにとってホームグラウンド的存在となりつつあるプラッサオンゼで、
今年2回目の唄会は開かれました。
時間ギリギリまでお友達と近くの喫茶店でお茶をしながら時間を過ごし、
プラッサオンゼに辿り着くとすでに数名のお客さんがお店の前に並んで待っていました。
19時過ぎにお店に入ると、今までとは比べものにならない位会場は人で埋め尽くされ、
普段だったら置かれる事のない場所まで椅子が敷き詰められ、本日プラッサオンゼは満員の様子。

20時過ぎになると大志さんが、白に赤いストライプの長袖のシャツに、
ブルージーンズというすっきりとした装いでステージに登場。
ステージには2つずつ椅子と譜面台とギターが置かれ、その右側に大志さんは座りました。

今回お客さんが多い事もあり、時間になってもお店の方は注文に追われ急がしそうにしています。
チューニングも終わり準備が出来た大志さんはお店の方に、
「もうすこし待った方がいい?」なんて尋ねつつも、
少しだけ様子をみてから口を開きました。

喉慣らしをってことで、リハーサルでもよくやってる曲をと話しながら、
歌い始めた1曲目は、ボブ・ディランのカバーで「Just Like A Woman」
大志さんは、はっきりとした口調で1つ1つの歌詞を歌っていました。

その後、深海のプランクトンの死骸が雪の様に見える様子(マリンスノー)、
これをタイトルにした曲を歌います。と言って2曲目の「マリンスノー」を歌い始めました。
優しいギターの音色が印象的でした。

ここで、桜の話題や、唄会の説明などをしたあと、
前回の唄会でも歌われたカバー曲、寿の「奇跡の詩」が3曲目に...
命がテーマになってる曲だけど、重くなく、暖かさの感じれる曲です。
大志さんがこの曲を気に入ってる気持ちを理解出来ます。
とても素敵な曲ですよ。

ここで早々にゲストの大渡亮さんが登場。
亮さんは、赤いチェックのシャツにブルージーンズ。
大志さんの隣... ステージから向かって左の席に腰をおろしました。
正直私の座ってる席からは、その姿を見る事はほとんど出来ませんでしたが...
でも、ギターの音色と歌声が聴けるだけで私は十分です。
しかし亮さん、毎回「この雰囲気は緊張します」って言ってますねぇ。
ライブハウスとは違うノリというか、落ち着いた雰囲気の中ではやっぱり違うんでしょうね。

そんな亮さんを迎えての4曲目はローリング・ストーンズの「ruby tuesday」
サイモン&ガーファンクル的な試みをとMCでは話し、2人で最初から最後まで
ハモッて歌っていました。
大志さんの高音の効いた歌声と、亮さんの低音が効いた歌声が上手く混ざり合います。
でも、この曲を聴くと私は、大志さんの曲「ハミング」を思い出しちゃいます。
「ローリングストーンズが僕の心震わせる さよならルビーチューズデイ♪」
この歌詞が頭に浮かんでしまいます。
今日は2人の歌声が私の心を震わせてくれた様な気がします。

歌い終わると、亮さんとの出会いの話しなどをした後、
最近よく大志さんがカバーする、憂歌団の「シカゴ・バウンド」が歌われました。
すっかり聴きなれてきた曲だけど、亮さんのギターが良い味を出していました。

ここで、大志さんが大きなクシャミを... そのまま話題は花粉症へ。
亮さんと一緒にいる時の大志さんは、じょう舌になるような気がします。
やっぱり気の知れた仲間が隣にいると緊張も解けるんでしょうね。
今日もMCははずんでいました。

そして次に歌われた6曲目は「新品の日々」
この季節にピッタリの曲ですね...
その後は、歌い慣れた「Shatter」が7曲目に...
サビを亮さんが一緒にハモッていましたね。
だけどこの辺りは今更多くを語る必要もないかなと。

Shatterの後は、ゲストの亮さんが歌いました。
「最近自分のライブではあまりやってない曲をやります!」
っと言って歌い出した亮さんの曲は「砂のお城」
ミディアムテンポの優しさの中にも力強さがある曲です。
サビを少しだけ大志さんも一緒に歌いましたが、
大志さんこの曲では、ほとんどギターに徹していましたね。

ここで、印象に残ってるMCは、
「ある日ボブ・ディランが譜面見ながら弾いてるのをみて、
ボブ・ディランがやってるからいいじゃん!」
と言っていた大志さんの言葉。
なるほどぉ、唄会のスタイルはこんな所からも来てるのかも知れませんね。

そして、一部最後の曲、9曲目は「Beautiful View」
カポを取り付けて演奏していました。
今日の大志さんの歌声は高音が伸びている気がします。
だから余計に亮さんと綺麗にハモリます。
亮さんのギターが入ることで、いつも以上に曲にも色がつきました。

今回の休憩は割りと短かったですね、20分ちょっと程度の休憩だったかな...
2部では再び大志さんが一人でステージに登場しました。
亮さんはステージ脇のソファー席で呑みながら聴いています。

そんな2部の最初の曲は「写真」でした。
割とゆったりとしたギターで聴かせてくれた気がします。
私はこの曲のような詞の世界、大好きです。
特別なんかじゃない、ありふれた日常を歌ってる曲っていいですよね。

そして、2部の2曲目... 11曲目には、ひさしぶりの新曲が歌われました。
歌詞をまだ覚えてないからって、譜面台を高くして歌詞を見やすくしたりしてましたね。
タイトルは決まってないとのこと。
ゆったりとした綺麗なメロディーでした。

その後会場からリクエストを募った大志さん、
みんな照れ屋さんなのか、その様子を見て会場に座ってる亮さんが手をあげ、
「ふたりぼっち」をリクエストしました。
昼ドラの主題歌だったこともあり、大志さんの曲の中では一番売れた曲。
だからみんなも聴きたいんじゃないか、そんな亮さんの配慮でリクエストされた曲でした。
でも、いつ聴いても懐かしくなる曲ですね...

そして再びここからはゲストの亮さんがステージへ登場。
2人が揃うと毎回想い出話で盛り上がるようです。
ここでも、専門学校時代の話しをしていました。
2人が揃うとやっぱりこの曲、今回も歌ってくれました「ミサヲ」を...
さすがに歌い慣れてるだけあって、2人の息もピッタリです。

ここでのMCでは、会場に遊びに来ていた、SPLAYの理人さんと絡みながら
おしゃべりをしていました。
レコーディング中に今流行ってる合い言葉なんかの話をしていましたね。
その後の14曲目は、「アイ・シャル・ビー・リリースト」
亮さんのギターの音色が綺麗だったなぁ。
大志さんの歌声も熱かったですね...

15曲目では大志さんだけがギターにカポをとりつけて、
「真夜中のコール」を歌ってくれました。
この曲を歌ってる時の大志さんはとても楽しそうでした。
笑顔が印象的でした。

真夜中のコールを歌い終わった後はいくつか告知が発表されました。
まずは大志さんの新譜、今年の11月をリリース目標にしてるという事。
5月5日にミサイルイノベーション(亮さん)のワンマンライブが決定した事。
それから、6月2日には「Honour Comer Vol.3~オナカマ着弾!」が決定!
オナカマ着弾に関しては本日が情報解禁日だったそうです。

16曲目は「ここへおいで」
この曲では、出だしの2人のギターの音があわず...
大志さんカポを1フレットじゃなく、間違って2フレットに取り付けてた様子。
亮さんに突っ込まれて、あわててつけなおし、歌い直しました。
個人的には今回この曲が一番ココロに響いたかも。
これからも、もっとライブで歌っていって欲しいなぁ。
亮さんのポップなギターソロもよかったですね。

ほとんど間を挟まずに、大志さんがすぐにギターを弾き始め、
「A Silly Lovesong」が17曲目に...
亮さんが慌ててましたね。
この曲から、会場から手拍子も。
2番の歌い出しは大志さんが入りそびれ、歌詞の途中から歌い出す
なんてハプニングもありつつ...

そのままの勢いで18曲目は「青すぎるブルー」
ここでもやっぱり2番を入り忘れちゃって、
譜面台をチラチラ見ながら次のタイミングで普通に歌い始めてましたね。
だけど間違える度に舌を出す姿がかわいらしくって、許せちゃう。

そしてラストはやっぱり「Hello バイバイBye」
定番のコール&レスポールもありましたね。

歌い終わった大志さんはタオルで汗を拭いて、肩にタオルをかけてました。
なんでかなぁ?タオル姿の大志さんって妙に似合うんだよね。かっこいいです。
その姿でお酒を片手に持ち飲みながら、一旦会場へ...
亮さんはそのままステージに座っていて、
そんな姿を見て大志さんもステージに引き返して、アンコールはすぐに始まりました。

「NANANANANA...」って亮さんが口づさみながら「B-Love」でもやればって雰囲気だったけど、
大志さんの言葉でゲストの亮さんのお得意曲「モロヘイヤダンディー」が歌われました。
ここでは、亮さんがいきなり2番の歌詞から歌い始めるっていうハプニングも。
それと印象的だったのは、大志さんがギターソロを弾こうとした瞬間に、
今回またしても弦が切れて...
弦が切れても気合でギターソロを弾いていた姿は、かっこよかったです。
亮さんは途中で大志さんを見て、弦が切れてた事に気づき、驚いた顔した後笑って見守ってました。
それと何故か途中から大志さんのハモリが、
モロヘイヤ「ダンディ」なのに「ダンジー」か「バンジー」か
どちらか良くわからないけど、違う言葉に変わっちゃってましたね。
亮さんは笑いながら「バンジー??そうやって歌ってなかった~?」って大志さんに...
亮さんにそう言われ、大志さんは照れながら「モロへイヤバンジー」と小さい声で歌い続けます。
「なにこれ~??」っと亮さんが笑いつつも、「これでいいや~!」
っと亮さんも一緒に「モロへイヤバンジー」って歌ってました。
歌い終わって「モロヘイヤバンジー」でしたぁ~って亮さんが紹介すると会場から笑いも...

そして、弦が切れてしまった大志さんに、亮さんがギターを貸して、
自分はステージから降り、アンコール最後の曲は大志さん一人で歌いました。
もちろん最後は「Smile」です。
大志さんは、この日一番の優しい歌声で、Smileを歌い上げました。
ちなみに唄い出す前には、次回の唄会は4月21日(土)に再びプラッサオンゼでやるという告知も。

そんなわけで唄会終了は23時...
ハプニングも沢山あったし、お客さんも沢山いたし、
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
そんな今回の曲順は以下の通りです。


曲順

1 .Just Like A Woman(Bob Dylan)
2 .マリンスノー
3 .奇跡の詩(寿)
4 .ruby tuesday (The Rolling Stones)
5 .シカゴ・バウンド(憂歌団)
6 .新品の日々
7 .Shatter
8 .砂のお城 sing by 大渡亮
9 .Beautiful View

- 休憩 -

10.写真
11.新曲(タイトル未定)
12.ふたりぼっち
13.ミサヲ
14.アイ・シャル・ビー・リリースト
15.真夜中のコール
16.ここへおいで
17.A Silly Lovesong
18.青すぎるブルー
19.Hello バイバイBye


- アンコール -

20.モロヘイヤダンディ sing by 大渡亮
21.Smile




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