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- 片岡大志 唄会 -

~2005.9.30 渋谷gabowl FINAL~





ビル取り壊しの為、渋谷gabowlでの唄会はラストとなるこの日...
表参道の坂道を下る~♪ なんて一駅前の「表参道駅」でSmileを思い出しながら
渋谷gabowlに到着したのは18時少し前。
お店の前の階段にはすでに数人が並んでいました。
階段に座って待っていると、リハーサルの音が外まで漏れてきています。
「恋」「September」「Life goes on」...
時間ギリギリまでリハーサルは行われ、少し押し気味で会場時間に。
店内に入ると真っ先に目を引いたのは、壁に書かれた
「Thank You!! goodbye gabowl」の文字!
そして、店内の至る所に、大志さんの唄会や過去のライブの写真が貼られていました。
そんな店内を眺めながら、ここに座るのも今日が最後なのかなぁ?
そう思いつつ... いつものソファー席に腰を下ろしました。

20時前になると少しずつ立ち見のお客さんも増えてきて、
大志さんが登場する頃には会場は全て埋め尽くされました。

白に赤い模様のシャツにブルージーンズで登場した大志さん...
石垣島で焼けた肌が赤くなっています。
いつも通り、いつもの場所で、いつものYAIRIを抱え、
ギターをポロロンと鳴らしてから弾き始めたのは、
Just Like a Womanでした。Bob Dylanの曲です。
リハーサルでは良く演奏する曲らしいのですが、ライブでは初披露の曲です。

その後、パラパラと譜面台にのせたファイルをめくりながら、
曲を選んで行く大志さん... 見慣れた光景です。
懐かしさを感じる「午後の自転車」、定番になりつつある「さらさら」、
そして、私の大好きな「Don't worry」に「コバルトブルー」が演奏されました。
私にとって大志さんの曲は、一曲一曲にいろんな思い出が詰まっているので、
自然とそんな思い出達も歌声と一緒によみがえってきます。
十数年私の側にはいつも大志さんの曲があったので、そんな思い出達が
溢れてくるのは自然な事なのでしょう...
私にとって大志さんの唄会は、アルバムをめくり返すような...
そんな時間でもあるのかも知れません。

ちなみに「Don't worry」の後のMCでは、壁に書かれた、
「Thank You!! goodbye gabowl」の文字について触れていました。
昨夜、gabowlで練習をしていた大志さんが、急に思い立って書いた文字らしいのですが、
おそらく大志さんにとっては、その1文字1文字に沢山の思い出がつまっていることでしょう。
私にとっては唄会でしか来ることのなかったgabowlですが、
それでも、この場所が最後となると感慨深いものがあります。
ですから、大志さんにとってはその文字だけでなく、今日の「唄」の中にも
その想いが込められていたのではないでしょうか?

そして、gabowl店長の達也さんのリクエストである、
SIONのコンクリート・リバーがここで歌われました。
私は始めて耳にする曲だったのですが、ココロに届く言葉達から
大切な一曲なんだろうなぁということが、伝わってきました。
今夜の唄会にはいろんな人のいろんな気持ちが交差しているのかもしれません。

その後、新曲とはもう呼べなくなった「マリンスノー」に「Chain」が唄われました。

そして「Swallow and Blue」...
ここからは今日のゲストである鈴木朋さん(ピアノ)と浦さん(ソプラノサックス)も
登場して演奏してくれました。
朋さんの次回のワンマンライブは12月19日南青山MANDALAだそうです。
ちなみにこの曲のPVを見たことがある人はわかると思うのですが、
PVではかわいいうさぎさん達が登場するんです。
ちょうど今回の唄会の1週間前に、私のペットのうさぎちゃんが天国に旅立ってしまったので、
なんだか今夜の「Swallow and Blue」は私にとって、いつもと違う感情が
折り重なってしまいました。

「どんな魔法をかけても
 どんな強いちからでも
 直せないこともある それでも...」

失うものの悲しみは、全てに共通するのかも知れませんね...

さて話題を唄会に戻して、今度は朋さんがご自身の曲「Pinhole Nite」を歌ってくれました。
歌う前に「Pinhole Nite」についての解説もしてくれましたが、
涙でぼやけて見える光をピンホールカメラのピンホールに見立てて作った曲だそうです。
私はすでに今夜、大志さんの唄を聞きながらそんな状況だったのでわかりやすかったです。
こらえて、涙はこぼれなかったものの、涙目の私の瞳に映る光景はそんな感じでした。
ちなみに朋さんの歌声を聴いたのはこの時が初めてだったのですが、
日本のRICKIE LEE JONESといった感じでしょうか?
素敵な歌声でしたよ...

この後、浦さんにピアノがバトンタッチされ、朋さんは電子オルガン...
2人の鍵盤をバックに大志さんが「Beautiful View」を唄って、いったん休憩に入りました。


休憩後一曲目は「Shatter」からスタート。
再び大志さん一人でのステージです。
ちなみに私は唄会でいつも、曲名などメモをしながら見ているのですが、
次の曲で曲名を度忘れしちゃいました。
聴き慣れた曲でも、急に思い出せなくなることってありません?
仕方なくメモに書かれたのは「あいたくて」(笑)
唄会後、そのメモを見てた私の相棒(旦那sama)が、「失恋」だよって
教えてくれたのですが、「あいたくて」と書かれたメモだけで「失恋」だとすぐわかった
相棒に対して少し嬉しさを感じてしまいました。
さすが、私の相棒です(笑)

その後の曲は私の大好きな「ミサヲ」でした。
この曲はやっぱりライブで聴くのが一番です。
力強くて、かっこいいこの曲の魅力は、リアルタイムでこそ存分に発揮される気がするのです。

さてさて、ここで飛び入り参加のゲストの登場です。
大志さんが最近ずっと手掛けている、OUTLAWのVo山口進さんです。
去年の11月の唄会で大志さんが歌っていた「14才」を、今回はご本人が歌ってくれました。
片手はずっと握りこぶしのまま、全身で唄っていたのがとても印象的でした。
ちなみに、11月11日には下北沢251でライブがあるそうです。
もしかしたら、当日は大志さんもギターで参加するかもしれません。

その後は再びカバータイムに突入です。
前にも唄ってくれたことのある、友部正人さんの「6月の雨の夜チルチルミチルは」、
それと、THE MODSの「バラッドをお前に」をここでは唄ってくれました。

そして、前回の唄会に来れなかった私にとっては、初めて聴くことになる新曲、
「真夜中のコールfrom...(仮)」...
短い手紙で歌詞は紹介されてたことがあるので、気になっていた曲でした。
B-LOVE(CALIFORNIA -AGAIN)のgabowl版みたいな曲でしょうか?!

また、今回は意外な人が歌ってくれました。
gabowl店長の達也さんです。
歌詞が書かれた紙を片手に、「青すぎるブルー」を歌ってくれました。
途中途中、早いテンポの曲なのでついていけないところもありましたが、
逆に会場は盛り上がっていましたよ。
大志さんもサビでは一緒にハモっていましたし。
最後に歌い終わった後の達也さんのピース姿が印象的でした。
なんとなく、達也さんってやんちゃな人なのかな?って今回の歌ってる姿で感じました。

達也さんの歌で盛り上がった後はリクエストタイムでした。
最初に「September」がリクエストされたのですが、これは後で歌うからとPASS。
次にリクエストがあった「ふたりぼっち」を大志さんは唄ってくれました。
そして、リクエスト2曲目にあがったのは、「ビートパークスニッカーズ」でしたが、
この曲はずっと歌ってなかったので、練習しないと歌えないとのことで、PASS。
次回練習してきて歌うことを約束していました。
っと、ここで過去のライブレポートを振り返って見てみたのですが、
ずっと歌ってない曲、他にもありましたねぇ...(笑)
「Sweet flow」過去に新曲ってことで1度歌ったきりです。
話は戻って、次にリクエストがあった曲は「ゴチャついた世界」でした。
この曲は勢いに任せて歌ってました。

さて、ここからは再び朋さんの登場です。
朋さんのピアノにあわせて唄われた曲は、「恋」...
この時のMCでは「秋といえば...」ということで、大志さんが朋さんに 話を振っていました。
大志さんは「秋といえば...」さんまの刺身、朋さんは紅葉だそうです。
私は... ディズニーシーです(笑)
一見秋なんて関係なさそうですが、ディズニーシーがOPENしたのが9月、
私の誕生日も9月、そんなわけで、毎年誕生日のお祝いも兼ねて、
○周年記念グッズを求めて、秋になるとディズニーシーに足を運んでいます。
そんなわけで、唄会の翌日もディズニーシーに行ってきました♪
シーでは、ジミニークリケットにも会えるし!
今回もちゃんとジミニーのサインもらってきましたよ。
園内ではずっとジミニークリケットのぬいぐるみを抱きしめてたっけ...
「ジミニークリケットはまだ来ない」をリクエストしとけばよかったなぁ・・・。

話は戻ってその後、浦さんも登場してアルトサックスとともに、
「愛はどうしたの」が唄われました。しかし... ここでハプニング!
大志さんギターの弦を2本も切っちゃいましたよ。
弦が切れたことも驚きでしたが、それでもずっとギターを演奏する大志さんの姿のほうが
印象的でしたね。

そして、ここからは則包 桜さんもパーカッションで加わって、浦さんがソプラノサックス、
KIDさんがアコギ、朋さんはそのままピアノで「September」が演奏されました。
9月ですからねぇ... やっぱりこの曲でしょう。

そんな感じで本編は終了...
アンコールの拍手、今回もかなり大きかったですね。
アンコールの間にKIDさんが急いで切れた弦を張り替えてました。
そしてここからはまたお馴染みのギターとともにアンコール一曲目スタートです。
「Hello バイバイBye」、こちらもアンコールではお馴染みの曲ですね。
その後、桜さん(パーカッション)と浦さん(電子オルガン)も登場して、
「青すぎるブルー」が唄われました。
今日2度目の「青すぎるブルー」ですが、今度は大志さんが唄ってました。
引き続き「B-Love」「Life goes on」と盛り上がる曲が続き、
2回目のアンコールでは、浦さんのピアノとともに「アイ・シャル・ビー・リリースト」
が唄われました。
そして、本当のラストはやっぱりこの曲... 「Smile」です。
朋さんのピアノに浦さんが縦笛を吹きつつ片手は電子オルガンで、味のあるやわらかい
「Smile」を聴くことが出来ました。
ちなみにこの時点ですでに0時です。
終電待にあわなかった方も沢山いたのではないでしょうか?
それでも、会場には途中で帰る人もほとんどなく大勢のお客さんが残っていました。

しかし、今回のリストを見て頂ければわかるのですが、今夜演奏された曲は30曲です。
う~ん、記録更新ですね(笑)
おそらく、今後もこの記録は抜かれることはないんじゃないんでしょうか?
それだけ沢山の曲と想いが詰まった唄会だったんだと思います。
今夜で渋谷gabowlは閉店ですが、gabowlは外苑前の西通り沿い、
南青山MANDALAの側に移転するそうです。
このお店とは今夜でお別れですが、また始まる新しいストーリーを楽しみに...

You say goodbye and I say hello...


曲順

1 .Just Like a Woman(Bob Dylan)
2 .午後の自転車
3 .さらさら
4 .Don't worry
5 .コバルトブルー
6 .コンクリート・リバー(SION)
7 .マリンスノー
8 .Chain
9 .Swallow and Blue
10.Pinhole Nite(鈴木朋) sing by 鈴木朋
11.Beautiful View

          - 休憩 -

12.Shatter
13.失恋
14.ミサヲ
15.14才(OUTLAW)sing by 山口進(OUTLAW)
16.6月の雨の夜チルチルミチルは(友部正人)
17.バラッドをお前に(THE MODS)
18.真夜中のコールfrom...(仮)
19.青すぎるブルー sing by 達也(gabowl店長)
20.ふたりぼっち
21.ゴチャついた世界
22.恋
23.愛はどうしたの
24.September

         - アンコール -

25.Hello バイバイBye
26.青すぎるブルー
27.B-Love
28.Life goes on
29.アイ・シャル・ビー・リリースト
30.Smile




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